超低床介護用ベッド　ラフィオ　ポジショニングベッド

背上げを「ハイバック：頭－背部」と「ローバック：腰部」の2つに分け、それぞれの角度を調節しながら背上げをおこないます。 1モーター、2モーターポジショニングベッドでは、ハイバックは背上げと連動して動きます。
3モーターポジショニングベッドでは、ハイバックを単独で操作することができます。

膝位置のフィッティング機能は利用者の大腿部の長さに合わせ、パーツの変更なしでひざ脚ボトムの屈曲位置を2段階に調節できるので、ズレの少ない快適な背上げをサポートします。

背上げ時に頸部の角度を調節、腹圧を軽減し、嚥下しやすい姿勢の再現が可能です。
摂食嚥下リハビリテーションのサポート、誤嚥リスクの低減が期待できます。

ハイバックサポート機能 未使用時背上げ30°		ハイバックサポート機能 使用時ハイバック20°＋ローバック30°
背上げ45°		ハイバック20°＋ローバック45°

ハイバックサポート機能を使った背上げは従来の背上げに比べ、ズレ力と身体への圧力を軽減できます。
背上げ後の静止状態でのズレ力と圧力も軽減し、深部組織損傷（DTI）のリスクを低減。褥瘡（床ずれ）対策のポジショニングをサポートします。

背上げ30°の場合

背上げ70°の場合

被験者：164cm、57kg、男性　計測機器：SRソフトビジョン全身版（住友理工社製）
アミカルサポートマットレス使用時
※データは一例です。測定値には個人差があります。

背圧や腹圧を軽減し横隔膜を広げ、呼吸がしやすい快適な姿勢をつくります。 また、体幹上部を屈曲することで、循環器への負荷を抑える効果が期待できます。

円背の方でも、脊柱の湾曲部にハイバックサポートの角度を合わせることができる場合、背上げ時の適切なポジショニングが可能です。

股関節の可動域が狭く背上げが困難な方や、腹圧がかけられない妊娠中の方にもズレ力の少ない快適な背上げを提供します。

1ボタン操作で、背と膝の角度を調節しながらローバック・ハイバック・膝がそれぞれ動き、快適なリクライニング姿勢を実現。身体のズレや腹部の圧迫を抑制します。

ハイバックは0°から最大20°、ローバックは0°から最大70°まで上がります。
ハイバックとローバックの角度は合わせて最大70°を超えないように自動で調節され、腹部の角度が常に90°以上を確保するように設計されています。

最低床時は床面高15cm。普段布団でお休みされていた方にも抵抗感の少ない床面高です。
また、ベッドからの転落の不安や転落した際の怪我のリスクを低減します。
ベッドを下げる際は一定の位置からブザーを鳴らし、ボードやフレームによる挟み込みを警告します。
そのままボタンを押し続けると、ブザーを繰り返し鳴らしながら最低位15cmまで下がります。

昇降の際にベッドがスイングせず垂直に昇降するので、設置面積が少なく済みます。 また、床面高は最低位15cmから最高位57cmまで昇降でき、ベッドからの立ちあがりや介護する方の負担を軽減します。
※背上げ1モーターの場合、組立時に15cmと31cmの2段階の高さに設定できます。

ボトムのみの変更でベッドのサイズをショート・レギュラー・ロングに変更できます。

足先の角度をワンタッチで切替えできます。脚のむくみ軽減にも対応できます。

足先上げ 足先下げ

ボトムへの取り付けが可能な角度計2つを標準装備。適切な角度を確認しながら背上げ動作を行うことができます。
（ポジショニングベッドシリーズにのみ取付可能です。）

フットボードには収納ポケットが標準装備。取扱説明書や部品パックの保管に便利です。
※樹脂ボード（木目調）のヘッドボード・フットボードは共通です。

操作ロック機能

手元スイッチのロックボタンを硬貨等で回転させることで、手元スイッチによるベッド操作をロックすることができます。

麻痺・リウマチ・握力の弱い方でも保持しやすい

手元スイッチ裏面にあるダブル・ホールドマウントにより指の間にひっかけて保持することができます。手が動かしにくい方でも握りやすく、使いやすいデザインです。

サイドレールから落下しにくい

サイドレールにしっかりと掛けることができ、サイドレールの端までスライドしても落下しにくい形状です。

静音性・防水性（IPX6）に優れたデンマークのLINAK社製モーターを搭載（ハイバックモーターのみIPX4）。 さらにお手入れがしやすくなりました。また、深夜でも気兼ねなくベッド操作が可能です。
※IPX6とは、全方向からの強い水の噴射に対応した防水規格・IPX4とは、全方向からの水の飛沫に対応した防水規格です。

※マットレスを含まないデータです。

※床からベースフレームの間は0.9cmとなります。